看護師が転職して治験コーディネーターとなるケースは多いが、そもそもどのように治験コーディネーターになれるのかよく分からないという看護師も少なくない。基本的に治験コーディネーターになるための特別な資格は必要ないとされており、医療系の資格を持っていると優遇される傾向がある。その中でも特に看護師は患者とのコミュニケーション能力に長けていると評価されていることから、治験コーディネーターになるケースが多いだけではなく需要も高くなっているようだ。そんな治験コーディネーターになるためには、治験コーディネーターの求人に応募して面接を通過する必要がある。

治験コーディネーターに転職する看護師の多くが経験年数が2年以上であったり、年齢が35歳以下など若くして経験が豊富であるケースが見受けられる。このため治験コーディネーターになるにはある程度の経験年数や年齢制限があるのかと思われがちだが、中には新卒で治験コーディネーターになった看護師もいるほか、35歳以上でも転職できたケースはあるようだ。そのため年齢制限や経験年数が必須というわけではないものの、患者とのコミュニケーション能力を重宝されている看護師としては、ある程度病棟での経験年数があった方が有利と言える。ちなみに治験コーディネーターの求人情報は一般的な転職サイトに掲載されているほかにも、看護師専用の転職サイトやハローワークに掲載されていることも多い。ただ初めて治験コーディネーターに転職を検討している看護師の場合、アドバイザーやコンサルタントの助力を得た方がスムーズに転職しやすいと言われている。